掃除で成功
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◆昨日11/16は山口の西京銀行・西京総研・平原社長主催の周南ゼファークラブで「世界一周」の講演。
左は創業1300年になる地場最大の遠石神社。結婚式場を38年前から併設。「神社も戦略なければね」と宮司の黒神さん。
西京総研の平原さんには大変なお世話になっている。本を出す無名時代から「あんたはまだまだだが、
この「世界一周」講演も、「そんな銀行のお客である社長さん相手には合わないですよ」「そんなことはない。やってみるんだ。単なる旅行の報告ではなく、旅で感じた人生観とか・・意義はある」で、もう5回はやった。で、意外にもウケている。今日のテーマに関係ない?持参した本「小さな会社★儲けのルール」「逆転バカ社長/天職発見」
もほぼ完売。
◆会場で、山口本社で掃除ビジネス+人材派遣で年商50億もやってる「サマンサジャパン
」小野社長と再会。ニュービジネス協議会で大賞も受賞したスゴイ人。掃除業に革命を起こしている。乾杯挨拶で「ボクはランチェスター経営の竹田先生に20年前からお世話になっている。10回は会社に来ていただいて指導を仰いだ。弱者の戦略。これしかない。素晴らしい。皆さんも、西京銀行も、ぜひ、導入すべきだ」ともの凄い賛辞。もっともっと深堀して勉強しよう。使命がある。
で、もしやと個別にヒヤリングすると、他に一倉さん、牟田さんにも傾倒している。なるほどねと。お世辞に舞い上がってはならない。
講演の最後に、いくつかビジネス的な話も事例を上げて話したが、「まさにタイムリーで我が社にピッタリだった。有り難い」と他の参加者にも云われた。ツキまくっている。感謝しかない。大学の先輩も3人もいて、「今日はぜひ行かねばと思ったよ。後輩がこんな活躍してうれしいね」と。俺は大学の派閥とかそういうのは感心ないが、素直に喜んだ。
◆サマンサジャパン・小野社長語録 目的目標+経営理念のスゴサですね↓
うちの会社はもともと、私の父が創業した会社なんです。
株主で役員をしていた関係で、うちの父が大借金を抱え、倒産寸前だったこの会社を引き継いだんです。
私は大学卒業後、大阪で就職していたんですが、帰ってきて会社を手伝えと言われ、昭和42年に帰郷しました。
それは、今から30年以上前のこと。
清掃業は世間から一段低く見られていたので、それを本業とすることには抵抗を感じました。
「脱清掃業」を目指し、いろいろな事業に挑戦した時期もありました。
いわゆるニュービジネスへの挑戦です。でも、ことごとくだめでした。
失敗を繰り返す中である時、ニュー ビジネスとは何ぞやと考えたんです。
世の中で初めてのものをつくって売り出すことだけではなく、これまでやってきた業態を変える、あるいは売り方を変えることもニュービジネスになるのではないか。
うちで言えば、清掃のシステムを新しい形で提供できれば、それはニュービジネスになるのではないかと思いました。
私にとっては清掃業は家業であり、本業。
自分の本業に誇りを持てなくて、どうして幸せな人生を歩めるだろうか。それに気づいたのです。
そこで、何のために清掃をするのか、と自分の生業をもう一度定義し直してみました。
清掃とは、汚れたものをきれいにすること。
確かにそれに違いないが、ただそれだけなのだろうか。
それだけなら“安くて早い”業者が一番いいはずです。
でもそうじゃない、と確信を持たせてくれたのがゴムメーカー・日本ゼオン徳山工場でした。
今から約20年前、そこの業績がすさまじく伸びて随分話題になったことがあります。
そこで、工場長の話を聞きに行ったら「5S」を徹底的にやったというのです。
「5S」とは「整理・整頓・清潔・清掃・躾」です。
その「5S」を徹底したら、皆のモラルも上がって、売上が上がり、その結果利益も上がったということでした。
それを聞いて、「ああ!そうか。」と思いました。
清掃とは、単に汚れたものをきれいにするだけではない。
会社を繁栄させるために、まず一番最初にやらなければならないことではないか、と思いました。
それから「清掃業は繁栄手助け業」
当社の企業理念を「お客さまに繁栄と幸福を提供する」
と定義して、
昭和63年に社長に就任して以来、私の経営理念と合わせて、繰り返し繰り返し、従業員の皆さんにお話ししています。