佐賀セミナー

 

7/26博多→佐賀駅前「新・小さな会社★儲けのルール」最新事例・テレコムOA主催

7/30東京「飲食の大久保vs店舗の富田・ベストセラー若手コンサル激突」

8/02福岡「営業マンは断る・・」「成功曲線」「小さい会社の・」トップコンサル石原明
以下は以前のメルマガより

 

こんにちは。
 過激派相田みつを的「天職起業★人生逆転コンサル・講演家」栢野です。

 2007年もあと1ヶ月。早いですね。  でも、世界一周から帰国してまだ8ヶ月。
 仕事が無くなるかと覚悟してましたが、 コンサル業界の小島よしおとも呼ばれ、 バカは宴会前の講演にちょうどイイようです。感謝しかないですね。
 おかげさまで、来年9月の講演依頼も頂きました。

 さっき、弱小だけどスゴイ文具屋さんの秘訣を聞いたので、
 久々に真面目なメルマガ出してみます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【メインコンテンツ】 これこそ弱者必勝の戦略+戦術+天命!

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スゴイ店があったので、なんとしても弱小有志に・・
【♪伝えたいことがあるんだ!】小田和正風に
先ほど、12年も通い続けている近所の文具屋さんで買い物。お客さんへ出すハガキ用の筆ペンを買い、以前、妻から「あそこは繁盛してるみたい」と聞いていたので、得意のコールドリーディング(笑)
ぺんや店 店の名前は「ぺんや」。広さは1DK程度。店員1人。場所は福岡市の中心部・天神だが、その北の親不孝通りのはずれ。
バブル以前〜時代はディスコや予備校の学生や若者でにぎわったがディスコは破産して無くなり、予備校も消滅。
飲食店も衰退し、「あそこだけは出たくない」と言われる地域。(だからチャンスで、それわかってるダイナーズ小野とか大繁盛)
■店は「三丁目の夕陽」に出てくるような、昔ながらの文具屋さん。
が、なぜか、いつも元気で明るく、楽しそうにやっている。うちも普段はアスクルなんかで文具は買うのだが、急ぎの時はここでペンや領収書なんかを買う。
価格はほぼ定価。物により、5%程度「お引きします!」まあ、そんなことはどうでもいい。いつも500円以下の買い物だし。
で、時間がある時の誘導尋問の最初、
「どうすか?景気は?」
「いやー、おかげさまでうちは順調です!」 予想通りの答え。
「へー、中小零細では珍しい。何でですか?」で聞いた抜粋を以下に。
■表向きは小さな文具店で、愛想も接客も最高だが、店の売り上げだけでは生きていけない。
が、ここは「名入れ」がメインの仕事だと。名入れ。多いのは、高級時計の裏に名前や記念文字。さらに高級万年筆にやはり名前を刻印する。
レーザーで簡単に、かつ大量に焼き付ける方法もあるが、そんな高級機械は万年筆メーカーの東京にしかない。
かつ、少数だと時間も手間暇もかかり、わりに合わない。
で、地方のそういう名入れの仕事は、同じ地方に頼む。が、昔は名入れ作業みたいなのは、印鑑など多かったが時代の流れで職人さんはドンドン衰退。
「オヤジの時代に比べると、100分の1に激減です」
が、どんな業界・商品にも、「あなただけ」「自分だけ」のオーダーメイド需要は必ずある。
弱者必勝の商品戦略の第一は、大手がやらない手作り商品やサービス。大量生産や大量販売や価格の安さでは、弱小が勝てるはずない。
■で、この「ぺんや」の跡取り息子さん。当然、レーザー機械は買えない。で、名入れ機械を使う。が、ボールペンは丸い円筒形。一文字でも遠近が出て、機械+手彫りの技術がいる。
一文字掘るのに数分はかかり、一本こなすのにOO分。孤独で根気のいる仕事。
が、この仕事が「以前は店を夜7時半に閉め、家の作業場で毎日夜中1時まで。さすがに体を壊すので、最近は夜6時で閉め、それでも毎晩11時」
気になる単価を聞くと、OOO円で時給換算では3000円!を超える。たかが時給3000円かもだが、粗利100%だ。
そして「年に休みは5日くらいです」という繁盛ぶり。ということは、この名入れだけで年間300万円の粗利。

■さらに、店主と話していると、3人ほどお客が。一人はネームプレートの代金支払いで、万年筆と同じく一個一個が機械による手彫り。
名前は全員違うからね。大量生産できないね。
ぺんや合い鍵中 もう一人は合い鍵の作成依頼。その場でキーンキーンと。聞けばこの合い鍵も年間0千個は製作するという。これだけで年間数百万円の粗利。
これに本業?の文具販売(ほぼ定価)を加えると・・・
「いやー、私一人ですから、家と店の維持費くらいは充分稼げま〜す!!」
と、面白くて笑顔が絶えないし、話も終わらない。
推定で、年間1500万円は稼いでいるのではないか。
「ボクは、こういう仕事、大好きなんです!」
ああ、また一人、弱小天職起業家を発見!
■私が講演でいつも話す「竹田ランチェスター・弱者必勝の8大戦略
その最初が「商品戦略」ですが、大手やライバルがバカにする手作り・面倒くさい・非効率・個別対応・・・・
今日の「ぺんや」さんは、まさにその典型。
昨日会った、ポストカードの通販「ホワイトベース」小串さんも、年商は1億以下だが、カードの種類は約3000種類で客単価も数千円。
印刷業と考えると、そんな単価ではやってらんねーだろうが、この個別のニーズに応えた商品作り・実質手作りだから大手は参入しない。
いーねー、手作りでめんどくさくて小さな市場・商品・サービスは。
あなたの業界にも、必ずあるはず。
誰でも簡単!ラクして大儲け!・・・・できない仕事がチャンス!
唐津の繁盛宝石店・・・ここも指輪に名前を刻印してるね
ランチェスター経営の竹田社長・・・00万円以上の教材を注文すると・・
その20巻テープの最後を、買って3年後に聴いた私は「ウワー!!」と声を上げた。
驚いた。
完全にやられた。
コレは手抜きのない「お客の感情を操作したマーケ」だと。